甲状腺疾患は女性に多く見られます。
もちろん男性も甲状腺の病気にかかる場合がありますが、圧倒的に女性のほうが多く、女性の病気と言っても過言ではありません。
甲状腺疾患の中で最も多い橋本病、その次に多いバセドウ病も約90％が女性です。
疲れやイライラなど普段女性が感じている症状が多いため、自己判断で見過ごす方も多いのですが、少しでも体調の異変を感じたら、まずはお気軽にご相談ください。

甲状腺の大きさ、腫瘍の有無と大きさ、硬さや広がりなどを調べるために、甲状腺の周辺部を観察したり、直接触って診察します。首の周り、リンパ節の触診も行います。

血液検査で、甲状腺ホルモンの濃度や特殊な抗体の存在を調べ、病気の診断を確実にします。

腫瘍の内部構造までわかるので良性か悪性かなどの判断に役立ちます。検査時間は10分～20分程度。
痛みのない検査です。

しこりがあった場合、採血をする注射針ほどの針を腫瘍に刺し、注射器で細胞を吸引します。取った細胞を顕微鏡で見て腫瘍が良性か悪性かを判断します。痛みは、個人差もありますが採血程度です。