日常かかる肺炎で、もっとも多い原因菌は肺炎球菌です。
肺炎は風邪と違って命に関わります。
肺炎の主な症状は、発熱、咳、たん、息苦しさ、胸の痛みなどで、風邪とよく似ており、症状から見分けるのは困難です。しかし風邪は鼻や喉といった上気道や気管支の炎症であるのに対して、肺炎は肺の中の肺胞という部位に炎症が起きます。
酸素不足となり、呼吸困難を引き起こす場合があります。

高齢者の肺炎は、症状がわかりづらいという特徴があります。
発熱や咳、たんなどの症状があまりみられず、なんとなく元気がない、食欲がない、意識がはっきりしないといった様子で、肺炎と気づかないうちに重症化する危険性もあります。
症状が急速に進み、突然呼吸困難に陥ることもあります。
肺炎は65歳以上の高齢者にとって健康を大きく損なう病気であるため、予防はとても重要です。誤嚥性肺炎にも注意しましょう。