ピロリ菌の検査と除菌について

ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は、1980年代に発見された、ヒトの胃の粘膜内に住みつく細菌です。
これまでのピロリ菌に関する研究では、胃がん患者の99%がピロリ菌に感染していることがわかりました。
また、ピロリ菌に感染している人は、感染していない人に比べ、胃がんのリスクが高いことがわかっています。ピロリ菌に感染していたら、早目に除菌をして、胃がんのリスクを減らしましょう。


ピロリ菌と病気

ピロリ菌イメージ
ピロリ菌が胃の粘膜に感染すると炎症が起こります。
感染が長く続くと、胃粘膜の感染部位は広がっていき、最終的には胃粘膜全体に広がり慢性胃炎となります。
この慢性胃炎をヘリコバクター・ピロリ感染胃炎と呼びます。
ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎が胃潰瘍、十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎を引き起こし、その一部が胃がんに進行していきます。
※ピロリ菌感染者全員が、
必ずしも下記の疾患になるわけではありません。

ピロリ菌検査と治療の流れ


ピロリ菌の検査と治療

ピロリ菌検査と治療の流れ

除菌療法(保険適用)を受ける方は必ず内視鏡検査を受ける必要があります
内視鏡検査(胃カメラ)で、ピロリ菌による慢性胃炎が確認された後、除菌治療を行います。
1回目の除菌治療の成功率は75%〜90%といわれています。
治療は「2種類の抗生物質」と「胃酸を抑える薬」を 1日2回、7日間続けて服用し、約8週間後に、除菌できたかどうかを呼気検査(吐いた息を検査する)で調べます。
下痢や腹痛などの副作用で薬を服用できなかったり、薬に耐性を持つピロリ菌がいるなどして除菌が失敗した場合は、薬の種類を変えて再び除菌(二次除菌)を行います。

二次除菌について

二次除菌は保険適用です
最初の除菌療法で除去できなかった場合は、違う薬を使って再度、除菌治療を行います。
二次除菌をしても除菌できなかった場合、三次除菌も行えますが、保険適用外となります。
(三次除菌の除菌率は約90%です。)

除菌後について
除菌後、胃がんのリスクは減少しますが、胃がんのリスクがなくなるわけではありません。
実際、ピロリ菌の除菌後に胃がんが発見されることも少なくありませんので、除菌後も定期的な検査(できれば内視鏡検査)を受けることをお勧めします。
※除菌療法により、稀に下痢、味覚異常、薬疹などの副作用や、除菌後に逆流性食道炎が現れる場合もあります。そのような症状が現れた場合は、お知らせください。

ご予約・お問い合わせはせきクリニックまでお気軽にどうぞ

ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は、1980年代に発見された、ヒトの胃の粘膜内に住みつく細菌です。
これまでのピロリ菌に関する研究では、胃がん患者の99%がピロリ菌に感染していることがわかりました。
また、ピロリ菌に感染している人は、感染していない人に比べ、胃がんのリスクが高いことがわかっています。ピロリ菌に感染していたら、早目に除菌をして、胃がんのリスクを減らしましょう。


ピロリ菌と病気

ピロリ菌イメージ

ピロリ菌が胃の粘膜に感染すると炎症が起こります。
感染が長く続くと、胃粘膜の感染部位は広がっていき、最終的には胃粘膜全体に広がり慢性胃炎となります。
この慢性胃炎をヘリコバクター・ピロリ感染胃炎と呼びます。
ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎が胃潰瘍、十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎を引き起こし、その一部が胃がんに進行していきます。
※ピロリ菌感染者全員が、必ずしも下記の疾患になるわけではありません。

ピロリ菌検査と治療の流れ


ピロリ菌の検査と治療

ピロリ菌検査と治療の流れ

除菌療法(保険適用)を受ける方は必ず内視鏡検査を受ける必要があります
内視鏡検査(胃カメラ)で、ピロリ菌による慢性胃炎が確認された後、除菌治療を行います。
1回目の除菌治療の成功率は75%〜90%といわれています。
治療は「2種類の抗生物質」と「胃酸を抑える薬」を 1日2回、7日間続けて服用し、約8週間後に、除菌できたかどうかを呼気検査(吐いた息を検査する)で調べます。
下痢や腹痛などの副作用で薬を服用できなかったり、薬に耐性を持つピロリ菌がいるなどして除菌が失敗した場合は、薬の種類を変えて再び除菌(二次除菌)を行います。

二次除菌について

二次除菌は保険適用です
最初の除菌療法で除去できなかった場合は、違う薬を使って再度、除菌治療を行います。
二次除菌をしても除菌できなかった場合、三次除菌も行えますが、保険適用外となります。
(三次除菌の除菌率は約90%です。)

除菌後について
除菌後、胃がんのリスクは減少しますが、胃がんのリスクがなくなるわけではありません。
実際、ピロリ菌の除菌後に胃がんが発見されることも少なくありませんので、除菌後も定期的な検査(できれば内視鏡検査)を受けることをお勧めします。
※除菌療法により、稀に下痢、味覚異常、薬疹などの副作用や、除菌後に逆流性食道炎が現れる場合もあります。そのような症状が現れた場合は、お知らせください。

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